松土芳久会長の訃報をご連絡いたします。

10月2日に奥様からのご連絡により、

令和2年9月28日松土会長が逝去されました。

享年69歳。

既に30日に家族葬を取り行ったということです。

約2年間の闘病生活を闘いぬいた、松土会長のご冥福をお祈りいたします。

合 掌

 

松土さん

松土さんとの最初の出会いは、このシルバー人材センター主催の竹林整備の第一回目の講座でした。講座は座学と実技で、延べ10日間の講座でした。実技の時、牧野が池公園や天白公園等、いつもサイクリング用自転車で軽やかに来てましたね。

どこから来るのかなぁーと思ってました。

その講座終了後、受講者はボランティア活動の会を発足する話があり、講座の世話人のMさんから電話があり、会長はどなたが良いと思うかと問われ、即、松土さんが適任と推選し、松土さんが引き受けてくれて、これで、会もうまくやって行けると思いました。

それから、会の名前を「なごや竹和会」とし、活動を始めた或る日、北区の喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、松土さんが入って来られましたね。その時に住居は北区で私の所からそれ程離れていない所だと解り、これが松土さんとの本当の出会いとなり、その時からなごや竹和会の活動の後、いつも“送ってくよ”と言って、少し遠回りになるのに軽トラックで送ってくれましたね。その時、軽トラックの中で色々な話をしたことが今も懐かしいです。

庭師の小川三盛の作庭のこと、櫻守の佐藤藤右衛門のこと等々。また或る日、車で出かけたおり30メートル位先の家で、松土さんが脚立に乗り松の剪定をやってるではないですか。“級生の家なんだよ”と言ってましたね。わたしは、一旦うちに戻り前日リンゴ狩りで収穫して来たリンゴを持って差し入れした事もありましたね。

又、名古屋古代凧の伝承者の話をしていたら、松土さんはすぐに調べられ、その人が松土さんのごく近くに住んでみえると言う事で、その人と早速交渉され、竹和会でなごや古代凧の話をしてもらいましたね。

 

105日に池田さんから、松土さんが亡くなられたとの連絡をもらい、とても残念な思いで一杯でした。

あの静かな語り口で “ガンをやりすごしたよ” と元気な顔を見せて呉れるのを待っていたのに・・・。

今後の活動で、松土さんが居ないと思うと非常に寂しい・・・。

松土さん 長い間、会長の重責を引き受けて頂きお疲れ様でした。

     ゆっくりお休みください。

松土さんが会長として育んだなごや竹和会は、若い人、人生経験の豊富な人と会員数も増え、なごや竹和会も益々内容が幅広く充実したものになって行きますので、見守ってください。

合 掌

                 

                              令和2年1013

    川 嶋 寛 文

    (なごや竹和会)

 

 

本日、松本、中島、池田の3人で、松土前会長宅にお伺いし、

ご霊前に、皆さまからお預かりした志をお渡ししてまいりました。

川嶋さんの弔辞、増田さんの追悼句を奥様にお渡ししてまいりました。

奥様と故人の思い出などを語り合いましたが、なかなか尽きるものではありませんでした。

故人は「自分が死んだら千の風になる」と言っていたそうです。

いかにも松土さんらしい覚悟だと思いました。

故人のご冥福をお祈りすると共に、

私も、これからは風を感じたら、脚立の上で剪定をしながら歌っていた、

松土さんの姿を捜すことを楽しみに、生きたいと思います。

皆様にご報告申し上げます。

合 掌

池田康樹

 

ありがとうございました。松土様の風になるお話、感銘を受けました。

これからは空の上から風になって、竹和会の定例会やみどりが丘公園はじめ各所での活動を見守ってくれることでしょう。

季語「竹の春」と見ると、松土様のご覚悟が融合したように感じました。

植木剪定講習と竹林整備講習で松土様と“忙しい秋”を過ごした日々を思い出し、今日の秋雨に偲んでおります。

合 掌

増田 義幸 

 

早々の代表ご弔問ありがとうございました。

竹林整備の第1回研修講座、受講メンバーの発案で立ち上げられた なごや竹和会。

その中で、一番若く元気で長持ちしそうとのことで松土さんが

なごや竹和会会長に推薦決定されたと歓迎会の際に聞きました。

そして諸活動も仕事にも幅広く精力的に取り組んでおられた日々の姿からは

早くして病におかされたことが未だに信じがたい思いです。

耳に残る歌声 

♪小倉生まれで玄海育ち 無念松土の一生

師走前 幹から枝ぶり見上げたり

植木から梯子上って秋の空 

空からも終えて眺める我が仕事

熱いお茶呑み一休み

合 掌

金地与志夫

 

松土会長、長い闘病生活お疲れ様でした。この間、お顔を見る機会が少ないなか、治療薬の効果がでているのかなと思っていました。もう、会えないと思うととても残念です。

 私が、この会に201410月4日のなごや環境大学の「里山整備と竹林整備体験」講座(1日講座)でした。退職してから、体を動かす事をしたいと思い、受けました。なごや竹和会に入会するか悩み、入る事を決めたのが11月だったと思います。松土会長あてメールで入会届を送ったのですが、しばらく連絡がなく、12月に入り電話をいただきました。翌年の1月の例会で仲間入りしました。その後、松土会長から「稲ちゃん、稲ちゃん」と親しく呼んでもらい、うれしかった思い出があります。その後も、親しく呼んでいただき、この会に安心して身を置くことができました。また、ノコギリの手入れを教えてもらいました。その後は、家に帰ってから手入れをするようになりました。松土会長には、もっと縄の扱い方を教えてもらいたかったです。

 松土会長、寂しいですが安らかにお眠りください。

 

                                稲垣 康幸